SAGAMIHARA HOUSE"H"

　神奈川県相模原市に建つ設計者とその家族のための住宅です。
敷地は西側が幅員4ｍの道路に接し、道路の反対側は小さいながらも子供達の遊び声がする公園に面しています。
　建物は公園側から奥に向かって大きく３つにゾーニングされています。前面は1階に浴室や予備室を配し2階にリビングを設けています。中央部分はパティオや階段を設けて縦方向を繋げる空間であり、前面と奥を繋げる役割も持っています。

道路から一番離れた奥側は地盤から1.5m上がった場所にダイニングキッチンを配し、下部は収納、上部は寝室とクロークを配した構成です。

前面と奥側はスキップフロアにより半層ずれているため、上下は関係を持ちながら建物全体が緩やかに展開していきます。

　公園との関係性を主軸としながらパティオやスキップフロアで分節と応答を繰り返して空間の輪郭を不明瞭にしています。そうして出来上がった建築は多彩な情景で満たされた住まいとなりました。

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メディア

　□2021年5月8日

　　テレビ朝日系列「渡辺篤史の建もの探訪」

　　https://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2021/18